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東証、ロンドン証取と共同で日本版AIMを開設へ

 上場ドットコムでも解説を連載しているロンドン証券取引所のAIM市場(Alternative Investment Market)の"日本版"ともいうべき市場が来年2008年に開設されることになった。

 時価総額約23.8兆円というAIMは、新興企業向け市場としては世界最大。上場審査を規制監督当局や証券取引所ではなく、Nominated Adviser(NOMAD)と呼ばれるアドバイザーに委ねるというユニークな手法の導入により、1995年創設にもかかわらず、2007年9月末現在の上場会社数は1,682社にも及ぶ。そのうち、イギリス国外の会社数が329社というグローバルな市場だ。

 来年日本に開設される新市場は、取引参加者を機関投資家などプロに限定した市場。個人投資家による売買はできない。東京証券取引所とロンドン証券取引所が共同で立ち上げる合弁会社によって運営され、「AIM市場の柔軟な規制・制度を参考に」構築されるという。また、ロンドン証券取引所のクララ・ファースCEOが、「日本の金融市場にAIMをモデルにした新たな市場」との表現を使っていることからしても、まさに"日本版AIM"とも言えるものになりそうだ。

 「内部統制」など審査のハードルの高まりにより、日本における新規上場会社数が減少傾向にある中、日本版AIMが既存の新興市場にもインパクトを与えるのは必至。一方、ベンチャー企業にとって、新しい資金調達の場の誕生と、新興市場の活性化は大いに歓迎すべきことと言えよう。


 

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